花粉症対策に効果的な市販薬ってどれ?医師が選ぶ優良薬ランキング

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「鼻水が止まらない!」
「目が充血してかゆい!」

花粉症って辛いですよね。毎年、花粉症の時期になるとみなさんとても辛そうです。

花粉症は花粉に対するアレルギー反応であり、正式には「アレルギー性鼻炎」「アレルギー性結膜炎」という疾患になります。

疾患ですから、出来れば内科・耳鼻科などで診察を受けてお薬を処方してもらうべきですが、なかなか時間が取れないからとりあえず市販薬を買っている、という方も多いでしょう。

世の中には花粉症に対するお薬やサプリメントがたくさん市販されています。しかし医師の視点から見ると、その効果に疑問を感じるものも少なくありません。

何となく「ネットで評判が良いから」「有名人が宣伝しているから」というだけで、お薬を選んでいないでしょうか。

ここでは医師の視点から、花粉症にしっかりと効果が期待できる市販薬を紹介させていただきます。

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1.花粉症のお薬に必要な条件

花粉症のお薬を探している時、みなさんどのような視点でお薬を選ぶでしょうか。

  • ネットの口コミが良い
  • テレビで宣伝していたり、有名人が勧めている
  • 多くの成分が配合されていて効きそう

このような視点から選んでいる方が多いのではないでしょうか。

しかし医師として花粉症の市販薬を見ると、世の中には効果や根拠が不確かな花粉症商品が多すぎると感じます。「本当にこんなものが花粉症に効くの?」と言いたくなるようなサプリメントが高額で販売されている事も珍しくありません。

花粉症の方は非常に多いため、ビジネスという視点で見るととても「魅力的」なのでしょう。みなさんは市販薬や市販サプリメントは玉石混淆である事を知っておかなければいけません。

花粉症では目のかゆみや鼻水・鼻詰まりなどが生じます。症状がひどければ仕事や学業など生活に支障をきたす事もあるため、お金を払ってでも症状を和らげたいという方は多いでしょう。

しかしせっかくお金を払うのに効果の不確かなお薬を買ってしまってはもったいないですので、なるべく効果がしっかりしているものを選びたいものです。

私も花粉症の患者さんにお薬を処方する事はよくあります。その際に私が重視するポイントは次の3つです。

  • 効果が高い事(鼻水や鼻詰まり、目のかゆみをしっかりと抑えてくれる)
  • 副作用が少ない事(眠気が生じにくい事)
  • 薬価が高すぎない事

まず当然ですが、しっかりと症状を抑えてくれるお薬である事が一番重要です。アレルギー症状を抑えたいからお薬を飲むわけですので、効果がしっかりしていなければいけません。

次に花粉症のお薬は眠気が生じるものが多いため、「なるべく眠気が少ないもの」を選ぶ事も大切です。せっかく症状が落ち着いても眠気で仕事や学業に支障が生じてしまったら意味がありませんよね。

最近の病院の処方薬には、ほぼ眠気が生じないような花粉症のお薬も発売されており、患者さんにも喜ばれています。

最後に薬価もある程度は重視します。基本的に新しいお薬ほど薬価は高くなっており、古いお薬ほど薬価が安くなっています。当然、新しいお薬の方が効果が高く副作用も少ないため薬価は上記2つと相反するところもあるのですが、上記2つを重視した上でなるべく安いお薬を選択するのも患者さんのためには大切です。

花粉症の市販薬を選ぶ際にも、この3つの視点は大切だと思います。

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2.花粉症のお薬で知っておくべき基本知識

花粉症のお薬にも様々な種類があり、それぞれ作用機序や効く症状は異なります。

また成分によっては市販薬としては購入できず、病院でしか処方してもらえないものもあります。

花粉症に使われる代表的なお薬とその特徴について簡単に学んでおきましょう。

Ⅰ.抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン薬は花粉症をはじめとしたアレルギー性疾患に対してもっとも用いられるお薬です。

  • アレグラ
  • アレジオン
  • クラリチン

などが有名ですね。

抗ヒスタミン薬は市販薬にもありますし、病院でもよく処方されています。

抗ヒスタミン薬は「ヒスタミン」という物質のはたらきを抑える作用を持ちます。ヒスタミンはアレルギーを引き起こす物質の1つです。そのためこれを抑える事でアレルギー反応が生じにくくなるのです。

ただしヒスタミンは脳の覚醒にも関わっているため、これをブロックする事で脳の覚醒レベルを落としてしまい眠気を引き起こす事もあります。

抗ヒスタミン薬には、「第1世代抗ヒスタミン薬」と「第2世代抗ヒスタミン薬」があります。

第1世代は古い抗ヒスタミン薬で効果は強いのですが、副作用も多く眠気も生じやすい傾向にあります。これはお薬が脂溶性であり、脳に移行しやすいためだと考えられています。

一方で第2世代は比較的新しい抗ヒスタミン薬で、効果もしっかりしており、副作用も少なめです。

抗ヒスタミン薬はくしゃみ・鼻水、目の充血・かゆみなどに対して幅広く効果を発揮しますが、鼻閉症状(鼻詰まり)には弱いという欠点があります。

Ⅱ.ロイコトリエン拮抗薬

ロイコトリエン拮抗薬は、アレルギーを引き起こす物質の1つである「ロイコトリエン(LT)」のはたらきをブロックするお薬です。

病院では処方されていますが、市販薬としては販売されていません。

抗ヒスタミン薬と異なり、眠気はあまり生じませんが消化器症状(下痢、吐き気、腹部不快感など)が時に生じます。

花粉症の場合は抗ヒスタミン薬がまずは使われる事が多いのですが、鼻閉症状に対してはロイコトリエン拮抗薬の方が有効であるため鼻閉症状が主である場合はロイコトリエン拮抗薬から用いられる事があります。

Ⅲ.ステロイド

ステロイドは免疫反応を抑える作用があります。

免疫というのは、身体に異物が侵入してきたときにそれと闘う身体のシステムの事です。例えば身体に細菌が侵入してきたら、それをいち早く感知し、退治してくれるのが免疫です。

免疫はとても重要なシステムなのですが、アレルギー性疾患においては免疫が誤作動を起こしています。

例えば花粉症であれば、「花粉」という本来であれば身体に無害なものが体内に侵入してきた際に「これは有害な敵だ!」と免疫が反応してしまい花粉を攻撃してしまいます。その結果、鼻水や目の充血などの症状が生じてしまうのです。

この場合、免疫のはたらきを抑えてあげると症状が緩和する事が分かります。そのために用いられるのがステロイドです。

ステロイドは花粉症をはじめとしたアレルギー性疾患に有効な治療薬ですが、正常な免疫も抑えてしまうため、細菌などに感染しやすくなるというデメリットもあります。

このような危険性からステロイドは市販薬としては購入できません。必要な際は病院で処方してもらう必要があります。

またなるべく上記の副作用が生じないように、服用して全身に作用させるのではなく、点鼻薬(鼻にさす)、点眼薬(目にさす)など、局所にだけ作用させるという使い方がまずは行われます。

3.花粉症におすすめの市販薬一覧

花粉症のお薬で重視するポイントとしては、

  • 効果が高い事(鼻水や鼻詰まり、目のかゆみをしっかりと抑えてくれる)
  • 副作用が少ない事(眠気が生じにくい事)
  • なるべく安い事

の3つがある事をお話しました。

この3つをしっかりと満たしているものとなると、どうしても病院で処方される処方薬に軍配が上がります。処方薬と比べると市販薬はどうしても効果は弱く、薬価も高めになってしまいます。

しかしなかなか病院を受診できないという方もいらっしゃいますので、ここでは市販薬の中でこれら3つの視点からみておすすめのお薬を紹介させていただきます。

1位.ザジテン点眼液・点鼻液

ザジテン点眼液・ザジテン点鼻液は第2世代抗ヒスタミン薬です。

点眼液・点鼻液であり、「目薬」「鼻にさす薬」になります。

このような点眼薬・点鼻薬は局所に使用するため、効かせたい部位(目と鼻)にのみ作用し、その他の部位にお薬が作用しにくいというメリットがあります。そのため副作用少なく、安全に用いる事ができます。

効果は穏やかですが、問題となるような副作用が生じるリスクは少なく、眠気もまず生じません。

デメリットとしては点眼・点鼻ともに1日4回の使用が推奨されており、手間がかかる事が挙げられます。また点眼液・点鼻液をそれぞれ購入すると他の市販薬と比べても薬価は高めになります。

【ザジテン点眼液・点鼻液】

効果の強さ  :★★☆☆☆
副作用の少なさ:★★★★★
薬価(安さ) :★★☆☆☆

・効果は弱め
・局所にのみ使用するため副作用は極めて少ない
・1日4回投与する必要がありやや手間がかかる
・点眼液と点鼻液をそれぞれ購入しないといけず薬価は高め
・抗ヒスタミン薬であり、鼻閉症状には弱い

2位.アレジオン20

アレジオンは第2世代の抗ヒスタミン薬の飲み薬になります。

その特徴を簡単にまとめると、「効果は穏やかだけど副作用も少ない」というものです。アレジオンは病院でも処方される事の多い抗ヒスタミン薬ですが、眠気などの副作用が少ないため安全に用いる事ができます。

市販薬のアレジオン20は、病院で処方されるアレジオンと同じく1錠中に主成分であるエピナスチンを20mg配合しています。

アレジオンの良い点は1日1回の服用で1日を通して効果が持続する点です。寝る前に服用する方が多いのですが、このような飲み方をすれば仮に服用後に眠気が出ても睡眠中なので問題なく、日中に眠気で困る事はほとんどありません。

1日1回で良いというのは、忙しくてなかなかお薬を飲めなかったり、ついお薬を飲み忘れてしまう事が多いという方には向いているでしょう。

アレジオンには多少の抗ロイコトリエン作用がある事が報告されています。そのため鼻閉(鼻詰まり)に多少の効果は期待できますが、実際の感覚としてはあまり効きません。

【アレジオン】

効果の強さ  :★★★☆☆
副作用の少なさ:★★★★☆
薬価(安さ) :★★★☆☆

・効果は穏やかだが副作用も少ない
・眠気もほとんど生じず、まず最初に試してみるお薬として適している
・1日1回の服用で効果が持続する
・値段は高め
・抗ヒスタミン薬であり、鼻閉には弱い

3位.アレグラFX

アレグラは第2世代の抗ヒスタミン薬です。

その特徴はアレジオンと同じく「効果は穏やか、でも副作用も少ない」というものです。

アレルギー反応を抑える作用は抗ヒスタミン薬の中では強くはありません。しかしその分安全性に優れます。アレジオンもそうですが、市販薬は患者さんが自分の裁量で購入・服用できてしまうため作用が強いお薬は発売しにくく、どうしても作用が穏やかなものが多くなります。

抗ヒスタミン薬ですのでくしゃみ・鼻水、目の充血・かゆみに幅広く有効です。アレグラも多少の抗ロイコトリエン作用もあるため理論上は鼻閉に多少の効果は期待できますが、実際の感覚としてはやはりあまり効きません。

アレジオンと異なり1日2回服用する必要があり、この点がやや手間になります。

ちなみにアレグラと同じ「フェキソフェナジン」を配合している市販薬は、他にもあります。アレグラと同じ量の有効成分を配合していて、アレグラよりも大分安く購入できますので、経済的負担を少なくしたい方にはお勧めです。

【アレグラ】

効果の強さ  :★★★☆☆
副作用の少なさ:★★★★☆
薬価(安さ) :★★★☆☆(アレルビであれば★★★★☆)

・効果は穏やかだけど副作用が少ない
・眠気もほとんど生じず、まず最初に試してみるお薬として適している
・1日2回服用しないといけない
・値段は高め
・抗ヒスタミン薬であり、鼻閉には弱い

4位.エスタック鼻炎カプセル

エスタック鼻炎カプセルは、第1世代抗ヒスタミン薬とアドレナリンが配合されています。

第1世代抗ヒスタミン薬のため効果はしっかりとしていますが、その分眠気も生じやすい点には注意が必要です。

またエフェドリンというアドレナリン系の物質が配合されている点が特徴です。エフェドリンは血管を収縮させる作用があるため、鼻粘膜の血管を収縮させる事で鼻水のみならず鼻詰まりにもしっかりと効果を発揮します。

第1世代という古いお薬のため、薬価も上記の市販薬と比べると安めです。

上記2つと比べると副作用の心配はありますが、効果は強く・鼻閉にも効く可能性があるという点が特徴です。

副作用の点から考えると最初から用いるというよりは、上記第2世代抗ヒスタミン薬を使っても十分に効かない時に次の手として試すのが良いかもしれません。

なおエフェドリンには血圧を上げたり心臓に負担をかけたり尿道を収縮させる可能性があるため、

  • 前立腺肥大による排尿困難がある方
  • 高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病の方

はエスタック鼻炎カプセルは服用してはいけません。

【エスタック鼻炎カプセル】

効果の強さ  :★★★★☆
副作用の少なさ:★★☆☆☆
薬価(安さ) :★★★★☆

・効果は強めだが、その分副作用も多い
・第1世代であり眠気が生じやすい
・アドレナリンを含むため鼻閉にも効果が期待できる
・値段は安い

番外編.小青竜湯

小青竜湯は病院でも処方されている漢方薬です。

花粉症の他、鼻風邪などにも用いられ、主に鼻症状(鼻水・鼻詰まり)に対して効果を発揮します。

漢方薬は効き始めるまでに時間がかかるというイメージを持っている方も多いと思いますが、小青竜湯は風邪などにも用いられる事から分かる通り、即効性があります。

私も鼻風邪そして花粉症の方に処方していますが、効果には大きく個人差があります。

効く人には効くお薬であり、「これで鼻水・鼻詰まりがすっかり良くなった」「花粉の時期には手放せない」という方もいらっしゃいます。

これといった大きな副作用がほとんどない点もポイントです。

デメリットとしては1日3回服用する必要があります。また効果を最大限にするためには「食前」に服用する必要があり、服用にやや手間がかかります。

【小青竜湯】

効果の強さ  :★★★☆☆(個人差が大きい)
副作用の少なさ:★★★★★
薬価(安さ) :★★☆☆☆

・個人差はあるが鼻水・鼻閉の両方に効く
・副作用がほとんどない
・市販薬の値段は高い(処方薬であれば安い)

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4.生活習慣による花粉症の治療法

花粉症治療の主流は、お薬を服用する事になります。

しかしお薬だけが有効な治療法ではありません。生活習慣の工夫で症状を和らげる事も可能ですし、アレルギーを抑える作用が報告されている食品もあります。

このようなものも上手に取り入れていく事でお薬の使用量を減らす事も出来るでしょう。

最後にお薬以外で花粉症を抑える、有効な方法について紹介します。

Ⅰ.花粉を目・鼻に入れない

花粉症は、花粉が目や鼻腔に付着する事で生じます。という事は花粉がこれらの部位に接触しなければ症状は生じないわけです。

当たり前の事ですが、これは非常に重要な事です。

花粉が飛散する時期になったら、外出時はメガネやマスクなどを装着するようにしましょう。これだけでも症状は大分軽減します。なるべく皮膚と密着するようなメガネ・マスクが良いでしょう。

また服装も重要です。花粉がくっつきやすい服を着ていれば、外出時に服にたくさん花粉がついてしまい、それが家の中で舞ってしまいます。

具体的には、ウールなどのモコモコした生地の服は花粉が付きやすく、ポリエステルなどのツルツルした服は花粉が付きにくいといえます。花粉が飛散する時期は、このように服装にも気を付けるようにしてみましょう。

Ⅱ.乳酸菌

乳酸菌はヨーグルトなどに含まれている細菌で、いわゆる「善玉菌」として知られています。

腸内細菌のバランスを適正に整える事で、胃腸症状の調子を整える作用があり、整腸剤としても用いられています。

近年の研究で乳酸菌はただ腸内細菌のバランスを整えるだけではなく、腸内細菌のバランスを整える事によって免疫も整えてくれる事が分かってきました。

免疫とは身体に有害な異物が入ってきた時に、その異物を排除するシステムの事です。

アレルギー疾患は免疫反応の誤作動によって生じています。花粉症であれば、「花粉」という本来であれば身体に害のない物質に対して、「これは敵だ!排除しなければ」と免疫が誤作動して花粉を激しく攻撃してしまう事で、鼻水・目のかゆみなどが生じてしまうのです。

免疫を整えてくれる乳酸菌は、この免疫の誤作動を緩和させる作用をもたらし、これにより花粉症に対して効果が期待できます。

ただし乳酸菌であれば何でもいいというわけではありません。乳酸菌の中で現時点でアレルギー反応を抑える事が確認されている菌には、

  • L-92乳酸菌
  • フェリカス菌

などがあります。

最近ではこのような抗アレルギー作用のある乳酸菌を含む乳製品も発売されるようになってきましたので、花粉症の時期にはこれらを積極的に摂取するようにしましょう。

また、乳酸菌の栄養となる「オリゴ糖」の摂取も有効です。オリゴ糖が十分に腸内に届けば、それだけ乳酸菌が増殖しやすくなるためです。

Ⅲ.ポリフェノール

ポリフェノールは抗酸化作用が注目される事が多く、「アンチエイジングに有効な物質」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

確かにポリフェノールには抗酸化作用がありますが、それ以外にも抗アレルギー作用もあるのです。

ポリフェノールはアレルギーを誘発する物質であるヒスタミンの放出を抑える作用が報告されており、抗ヒスタミン薬と似た機序でアレルギー症状を改善させてくれます。

お薬ではありませんので抗ヒスタミン薬ほどしっかりと効くわけではありませんが、普段からポリフェノールをしっかり摂取していればアレルギー症状が軽減する事は十分に期待できます。

ポリフェノールを多く含む食品としては、

  • 野菜
  • 果物
  • ワイン
  • お茶

などがあります。

お茶には「カテキン」が含まれていますが、実はこのカテキンもポリフェノールの1種なのです。

日常で野菜をあまり取れない方は、サプリメントも有効です。ただし一部のサプリメントや野菜ジュースなどにはポリフェノールがほとんど除去されてしまっているものもあるため、注意しましょう。

べにふうき茶は、ポリフェノールの一種である「メチル化カテキン」を含み、花粉症をはじめとしたアレルギー症状に効果が期待できます。

じゃばらジュースはポリフェノールの一種であるナリルチンを含んでおり、アレルギー症状に効果が期待できます。

Ⅳ.ω脂肪酸(EPA・DHA)

EPAやDHAは「ω3脂肪酸」と呼ばれ、魚に多く含まれる物質で「血液をサラサラにする」という効果がよく知られています。

以前は「食べると頭が良くなる」と言われた事もありましたが、直接頭を良くする作用があるわけではありません。血液をサラサラにする事で脳の血流を増やす作用があるため、このように言われるようになったようです。

その他にもコレステロールを低下させたり、精神状態を安定させる作用(抗うつ作用)なども報告されています。

近年では、アレルギーを抑える作用もある事が報告されるようになりました。アレルギーを引き起こす物質にはヒスタミン以外にも、ロイコトリエンやプロスタグランジンなどがあります。

DHAやEPAはロイコトリエンやプロスタグランジンのはたらきを抑える作用が報告されています。DHA、EPAは青魚に多く含まれていますので、花粉症の時期には積極的に摂取するようにしても良いでしょう。

またDHA・EPAはサプリメントとしても各製薬会社から発売されていますので、このようなものを利用するのも方法の1つです。

Ⅴ.アロマエッセンス

アロマ(精油)は日本ではまだあまり普及していませんが、海外では医薬品として病院から処方されるような国もあり、その効果は侮れません。

アロマオイルの中にはアレルギー症状に効果があるものもあります。例えばユーカリやティーツリーといったアロマオイルは免疫の調子を整え、鼻粘膜の炎症を和らげてくれる作用があると言われています。

またペパーミントは鼻腔の通りを改善させる作用があると言われています。

Ⅵ.甜茶ってどうなの?

「花粉症に効くお茶」として有名な甜茶(てんちゃ)ですが、本当に花粉症に効果があるのでしょうか。

甜茶は元々は「甘いお茶」の総称で、一口に甜茶といっても含まれる成分はお茶によって異なります。

甜茶に含まれるバラ科キイチゴ属の植物の葉に抗アレルギー効果があるという報告から、一時期甜茶が花粉症の時期に流行りましたが、明確な効果はないとする報告も多く、その抗アレルギー作用は不確かなところがあります。

厚生労働省や独立行政法人国立健康・栄養研究所などの公的機関も、甜茶の効果に対しては否定的であり、甜茶ブームも長くは続いていない事から、少なくともしっかりとした効果はないと考えられます。

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